[ 登場人物 ]

クリスティン・レイ
22歳。177cm。彩度の低い茶色の髪、同色の目。
主人公。3位貴族レイ家の跡取りで商人として修行中。
大柄な美人さん。男よりも女にモテるのが悩み所。男だったら確実に天然の女誑しになっていたはずだが、いろいろと一生懸命すぎて恋愛にはかなり疎い。そして自覚のない面食い。
素の状態では騙されやすい素直なお人好し。若干情緒に欠ける。
護身の為に習い始めた剣の腕はそんじょそこらの男では敵わないくらいになってしまって更に嫁のもらい手がなくなっている。

クリストファー・レイ
27歳。192cm。濃い茶色の髪、同色の目。
クリスティンの兄。軍人。第一軍団歩兵師団第二連隊第一大隊第一中隊第二小隊長。判りにくいが歩兵部隊としては花形部隊にいるので出世組。
強面系ハンサムだが極めて無愛想。寡黙。情緒はかなり欠ける。クリスティンにはいろいろ借りがある。シスコン。第一中隊のアニキ。とりあえずマッチョい人種にモテる。野太い歓声は彼のBGM。
集団戦を得意とする槍使い。この世界にはないけど、魔法使いだったら大規模殲滅魔法を好むタイプ。

エマ・レイ
22歳。160cm。薄い金髪、藍色の目。ストレートの腰まで長い髪。
クリストファーの妻。クリスティンの親友兼親衛隊。とりあえず、夫よりも親友の方が好き。献身的な妻だがナマモノも腐要素もいける視野の広いオタの匂いがする。
精神的に何かに依存するタイプだが耐久力はあるので、結構強かだと思う。

アントニー・コリンズ
28歳。175cm。癖のある黒髪、濃い青の目。
レイ兄妹の共通の友人。軍人。歩兵師団第二連隊第3大隊第一中隊第一小隊長。この歳で小隊長なので出世組ではある。
陽気で気さくな性格で老若男女ほぼ均等に好かれるタイプ。ノリは軽め。仲間思いで義理堅いが少々暑苦しい。いいお友達で終わるタイプ。とりあえずイイ奴。

レスター・エルウッド
26歳。186cm。灰色に近い赤褐色の髪、黄褐色の目。
特捜隊。本来は第一軍団騎兵師団第一連隊第一大隊第一中隊長補佐。同年齢帯一番の出世頭で相当強い。対三国同盟戦争北部戦役で武勲を上げて4位貴人の称号を持つ。
かなりのハンサム。所作は優雅でちょっと気障っぽい。今は義父に商売を任せているが商船も保有している金持ち。既婚者で浮気しまくっているが本人曰く「女嫌い」。男からはそういった面でいろいろ嫌われまくっているが、同僚・上司としては有能なので敵は少ない模様。

ダグラス・ラザフォート
28歳。176cm。灰色の髪、同色の目。軍人。
特捜隊。本来は情報解析部(諜報部)所属。
柔和な顔立ちでのんびりした話口調だが内容には毒が含まれていることも多々ある。計算尽くの悪戯好きで人をからかうのも好き。意外に義理堅い性格をしているが言動からそう受け取ってもらえないらしい。
精神的には一番タフ。そのせいでとんでもない上司に充てられる仕事は無茶ぶりの極みとのこと

アラン・ユーイング
22歳。180cm。金髪、碧眼。
特捜隊。本来は財務省財務長官秘書見習い。
気怠そうな印象のそこそこ美男子。やる気がないように見えて実は一番几帳面。財務長官の忠犬。素っ気ない態度ですぐに毒を吐くが根は素直なので、まともに反応されると罪悪感にまみれちゃうヘタレ。多分つんでれ要員。

ヴェラ・ヒルトン
30歳。172cm。薄い茶色の髪、緑の目。額で髪を分けるストレート長髪。
特捜隊。本来は法務省の総務課所属の事務員。結構エリートさん。
冷たい印象のスレンダー美女で仕事も出来る才色兼備。口調も性格もキツイが面倒見はかなりいいのでいろいろ情けないクリスには手を貸してしまう様子。年下キラーかもしれない。

バジル・キーツ
42歳。176cm。濃い金髪、黒い目。
特捜隊。法務省公安局総務課長。影の薄い常識人。そこそこ渋いオジサマだがそんな表現は一度も出てこない。
癖のあるメンバーが揃っちゃったなーと胃を痛める苦労人。

ルーク・オルブライト
46歳。黒髪・紺色の目。
財務省トップである財務長官。生真面目で穏やかな学者タイプ。
5年前にセス・ハウエルと共に国内に蔓延る人身売買組織を壊滅状態に追い込んだ張本人。今回は「物証」に関わる人物として特捜部を発足した。

ディーン・ガードナー
34歳。赤い髪、茶色の目。
クリストファーの直属の上司。中隊長。軍にあって体は細い方で見るからに優男だが、相当の実力者。部下思いの切れ者で、クリストファーには目をかけている様子。

セス・ハウエル
54歳。灰色の髪、濃い緑の目。
法務省トップである法務長官。国の重鎮という言葉が擬人化したような迫力と風貌の持ち主で、老獪な政治家。
5年前にルーク・オルブライトと共に活躍。裏でドンと構え、オルブライトの捕り残しをえげつない手で屠っていたという立ち位置。
オルブライトよりも過去・現在に渡る組織関連の事件をよく知っているようだが……。

ヨーク・ハウエル
32歳。171cm。灰色の髪、黒い目。
法務省検察局所属の一等捜査官。とりあえず、にこにこ笑いながら肚にいろいろ溜めてるというのが定評。腹黒い人物ではないが、手段はあまり選ばない。
バーナード・チェスターの残した手帳の行方を追っている。

バーナード・チェスター
故人。もと財務局局長。
かつて人身売買組織を追っていた人物。汚職の冤罪により地位を追われ、数年後に自殺した。その際、自殺する日を宣告した手帳の一部をセス・ハウエルに預けていたようだが、詳細は不明。

ブラム・メイヤー
故人。建築家。
かつて人身売買組織の拠点となる建物の設計を行った人物。王宮の増築の際にも携わっている。建築家としての腕は一流だが、詳細は不明。

ゼナス・スコット
故人。
かつて人身売買組織の首魁として追い詰められ自殺した、元サムエル地方の領主。

ニール・ベイツ
「物証」の見付かったサムエル地方の屋敷を管理していた人物。人身売買組織の幹部と目されているが、現在逃亡中。

パトリック・レイ
クリス兄妹の父親。貿易商。

イーニット・ノークス
ベティーナ・ヒル
捜査官。「物証」の第一発見者たち。故人。

セロン・ミクソン
王宮管理官のトップ。事実上王宮の勢力のトップとも言える。金と女に汚いと評判だが、有能な人物ではあるらしい。

マーティン・ウィスラー
レスターの義父。王宮の役人。高級品を主に扱う貿易商でもある。



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