[ 登場人物 ]

渡辺飛鳥
25歳。165cm、やや痩身。もともとは黒髪黒目だったが、異世界では金髪・青目。
某内科病棟の看護師をしていたが、突然異世界に召還された。
前向きで楽観的だが、責任感は強く、結構頑固。気は強くて若干口も悪い。どちらかといえばインドア派。

ジルギール・グラシア
36歳(地球で言えば20歳前後。以下、括弧内は地球年齢)。180cm弱。黒髪・黒目。
全ての生物から恐れられる『黒』という化け物。大国グライセラの国王の甥。ある目的でセルリアに居る金色の髪の者を求める。
極めて精神年齢が高く、真面目。やや自虐的なところもある。飛鳥には優しい面しか見せてないが、自分を恐れる人に対しては、壁をつくり突き放す傾向にある。(どちらかといえばこれは相手のためである)。

ラギ・バルワーズ
51歳(30歳前後)。175cm程度。青い髪・青目。
グライセラの軍人。国王の命令により、ジルギールの旅に付き合う。冷静であまり感情を表に出さない取っ付きにくい人間。
心の中ではいろいろ考えているらしい。

ユアン・オルステラ
42歳(25歳くらい)。170cm強。緑の髪・濃い緑の目。
グライセラの軍人。「鉄壁」と異名がつけられるほど防衛戦を得意とする。国王の命令でジルギールの旅に付き合う。柔和な印象で実際に優しいが、感情を切り捨てて割り切るのも早いらしい。

オルト・フィエダ
49歳(20代後半)。190cm前後。赤い髪・茶色の目。
グライセラの内政官。『黒』に関する調整などを任されている。その為、ジルギールとは付き合いが長く、三色の従者の中で彼に対して一番屈託がない。
大雑把だが案外人を見ているので、ここぞというときに調整役として頼りになる。

クローナ・バルワーズ
44歳(25歳くらい)。160cm弱。若葉色の髪・緑の目。
グライセラ国王の近くに侍る官吏。お嬢様な見かけと口調だが、頭はかなり切れる。ラギの妹。
『黒』を嫌い、恐れており(ごく普通の反応)、無理矢理生贄にされた飛鳥に深く同情している。

スエイン・レガー
58歳(35歳くらい)。180cm強。ややくすんだ青い髪・青い目。
セルリアの軍人。第一師団第四大隊長。軽薄な態度と発言をしては部下に睨まれているが、やるべき仕事はきちんとこなす。『黒』に対しての憎悪が強い。

テラ・マルロウ
55歳(30歳くらい)。170cm程度。薄い紫の髪・濃い青の目。
セルリアの軍人。第一師団第四大隊大隊長補佐。真面目な女性。上司であるスエインとは訓練所からの知り合い。

ラゼル・リオルド
67歳(40歳前)。170cm程度。薄い緑青の髪・緑の目。
セルリアの軍人。第四師団団長。普段は辺境地区を担当しているが、『黒』の来襲に備えて王都に滞在している。かつて『黒』を殺したことのある『失黒』の勇者。基本的にへたれ。

エルリーゼ・セライア
51歳(30歳前後)。165cm程度。黄金の髪・緑の目。
セルリアの王女。『黒』との面会を拒絶し、飛鳥が召還される羽目になった元凶。もともとは賢い性質だが、『黒』に関しては恐れるあまり正常な判断ができない。

エルダ・グラシア
78歳(45歳くらい)。160cm程度。白髪・紫の目。
グライセラ国王。世界に唯一の『白』の女で、強力な結界術行使能力を持つ。ジルギールの伯母で保護者。
外見はただのおばさんだが、類い希な賢人。口は悪い。

レオット・グラシア
78歳(45歳くらい)。170cm程度。白髪・紫の目。
グライセラの占術師。本来生まれるはずのない『白』の色を持つ男で、普通の術も結界術も使えない代わりに、的中率の高い預言を行うことが出来る。
ジルギールが「セルリアの金」を求めに旅をするきっかけを作った。

グエン・エシュード
83歳(47.8歳程度)。185cmほど。橙色の髪・茶色の目。
セルリアの軍人。第一師団団長。他に総司令官は存在するが、実戦レベルでは彼が司令官に相当する。
威圧的だが、牽引力は強く、セルリア軍人の中でも信望者が多い。

ルエロ・ベルガ
102歳(55歳程度)。170cm程度。非常にくすんだ青の髪・灰色の目。
セルリアの術師。非常に優秀だが、研究とその成果以外には興味がなく、人間味に薄れる。悪意はないが、術に関することには容赦しないため、時には非人道的な措置も厭わない。

セルリア国王
113歳(60歳過ぎ)。170cm弱。薄い青紫の髪・紫の目。
長い間堅実な治世を敷く堅王だが、『黒』の来襲に関しては何も語らないため、周囲は戸惑っている。
エルリーゼの祖父。

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