あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は恋愛要素なしの野郎どもばかりの話となりました。書き始めた当初は主人公は女で多少はそういう要素もあったのですが、それを入れることで話にブレが生じてきたため、男主人公に変更しました。アルベルトが無駄にハンサムなのはその名残です(笑)。もしかしたら不自然な女言葉などがあるかもしれません。その場合はご指摘下さい。
選挙速報を見ながら、投票率の低さに唖然とした状態で考え始めた話です。いろいろ不満抱えているにも関わらず、権利のひとつである選挙に行きもしない(勿論行きたくても行けない人も当然居ますので、全員とは言いません)のかと思い、そういう国民ばっかだったらどうなるかなーとあれこれ考えて話にしていきました。
これまでのものより娯楽成分は更に少なくなっています。ただ、一般受けしない題材でも読者を惹きつける内容の小説は沢山ありますから、このあたりは作者の力量不足が出てしまうところです。読後後味が悪かったという思いをされた方は申し訳ありません。
主人公は国を取り巻く状況をよく知っていますが、作中では知らないような嘘の発言をしていることもあります。できるだけ、どうとでもとれる(知っていようがいまいが判りにくい)言葉にしているつもりですが、あきらかに矛盾する思考を文として書いていることもあるかもしれません。その場合は指摘いただけると助かります。
それではまた、次回作でお会いできれば幸いです。
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